ブルゴーニュ注目ワイナリー – 5 –ポマールのこだわりワイン職人
ジャン・リュック・ジョワイヨー
(2014.05.12)

ポマールの銘酒復活を目指して
ジャン・リュック・ジョワイヨーは、14ヘクタールを所有し、ポマールに6.5ヘクタールの畑を持つ生産者である。1902年からこの地でワイン造りを行い、母親の代までは造ったワインの多くをネゴシアンにバルク売りしていた。1981年に彼が引き継いでからは、自社ブランドで瓶詰めし、独自のワイン造りを進めてきた。それは、ポマールの特性を生かしながら、早く飲めるワインを造るというものだ。以前のポマールなら10年は寝かす必要があったが、長熟で力強いという特徴を持ちながらも、もっと早くから飲めるワインを目指したのである。そのために、ポマール地区で最初に除梗を取り入れたという。醸造面では、手摘みして除梗、破砕なしで低温マセレーション、ボジョレー風のカルポニック・マセレーションを導入しており、発酵は10日程度。イチゴのようなフルーツのブーケを身につけている。最初は1日2回のピサージュ、途中からルモンタージュに切り替える。発酵はセメントタンク、樽は、新樽、1年使用、2年使用の樽を3分の1ずつ。樽については、いま450リットルの中型の樽も試している。アロマの変化を確認したので、今後使い方を考えて、組み合わせていく。
ジャン・リュック・ジョワイヨーには、7種類のポマールがあり、年々品質を上げてきている。村名格のポマールの他、6つの畑名ポマール、うち3つがプルミエ・クリュである。元々ポマールには、グラン・クリュが認定されていないが、現在、グラン・ゼプノとレ・リュジアン・バという畑のグラン・クリュへの格上げ申請を準備している。真の実力を身につけたワインが増えてくれば、ポマールもいずれまた、ブルゴーニュの銘酒に名を連ねるだろう。
ポマール
ポマール・レ・リュジアン
ポマール・プルミエ・クリュ・レ・シャルモ
ポマール・プルミエ・クリュ・レ・ブティ・ゼプノ