ストーリーのあるワインと暮らし

Wine & Story

ワイン・ムービーいまどきのワイン造りのストーリー
『ブルゴーニュで会いましょう』

(2016.12.01)

ここしばらく、2、3年おきにワイン映画と言われるものが公開になるが、今年のそれはフィクション。ワインジャーナリズムに自然派ワイン、ワイン産地の後継者問題など、ワイン造りの現場を舞台にしたストーリー。いかにもありそうな、臨場感のあるワイン映画だ。
 
ブルゴーニュ、ワイン生産者のストーリー
久々のワイン映画「ブルゴーニュで会いましょう」。見どころは、ブルゴーニュの風景と、自然派のワイン造り。畑を馬で耕し、ブドウを足で踏み、温度管理なしの発酵、アンフォーラで熟成。はたして、まともなワインができるのか?

以下、リリースから、内容をご紹介。

ブルゴーニュのワイナリーを飛び出して、パリで高名なワインジャーナリストとなった主人公。だが、不振を極める実家のワイナリーが人出に渡りそうと聞いて救援に乗り出すが、反目する父親とはうまくいかない。溝はなかなか埋まらない。代々「ワイン造りは家族で行うもの」という家訓を守ってきた父は、家を捨てて出て行った息子を許すことができず、シャルリもまたそんな父親を疎ましく思っていた。しかし、家業であるワイナリーを手放すということは、家族の思い出が詰まった家を失うということ。シャルリは悩みながらも自身の手でワイナリーを再建しようと決意する。テイスティング能力は一流でも、葡萄栽培やワイン造りは全くの素人。それでも父の反対を押し切って自然風土を大切にしたワイン造りを取り入れたシャルリは、妹夫婦や幼馴染みで隣家の一流ワイナリーの娘ブラシュに助けられ、その真髄に近づいていく。トラブルに見舞われ、試行錯誤しながらも懸命に取り組み続ける息子を見るうちに、父の気持ちも変わり始める。家族の心が再びひとつになった時、生み出されるワイン。それは彼らを救えるのだろうか──。

一面に広がる葡萄畑が有名なブルゴーニュ地方には、ルネッサンス時代や中世の城が数多く点在。本作にも四季折々の美しい葡萄畑はもちろん、この地方のシンボルであるクロ・ド・ヴージョ城、900年代に建てられた教会を要するピエールクロ城などが映し出され、背景となる大いなる自然と歴史が、登場人物たちを優しく包み込む。

久しぶりの再会を祝う家族と、恋に落ちた幼なじみと、悩みを相談しあえる友人と。いつもそこには美味しい食事とワインがあり、彼らの人生を支えている。収穫を祝う宴で供される食事とワインは、豊かな恵みと温かな人間関係の象徴でもあるのだ。本作を観た後は、あなたもきっと愛する誰かと美味しいワインを添えて食卓を囲みたくなる。この秋必見の映画!

とのこと。

 
『ブルゴーニュで会いましょう』
Bunkamura ル・シネマ他にて公開

監督:ジェローム・ル・メール
キャスト:ジェラール・ランヴァン、ジャリル・レスペール、アリス・タグリオーニ、ローラ・スメット
配給 : クロックワークス/アルバトロス・フィルム
2015/フランス/97分
公式HP:http://bourgogne-movie.com/
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