ブルゴーニュ注目ワイナリー – 2 –ドメーヌ・シャンタル・レスキュール
畑に情熱を注ぎ込む自然派
(2014.04.21)
ニュイ・サン・ジョルジュをビオで表現
ニュイ・サン・ジョルジュの街の中にあるドメーヌ。圧力鍋を発明した一族であるシャンタル・レスキュールが1975年に創設した。1996年から息子フランソワが跡を継いで、テロワール重視のワイン造りをしている。畑は18ヘクタール、特に1998年から除草剤、化学肥料を一切使わない完全有機無農薬栽培を実践、カリテ・フランスよりビオの認証を受けている。そのワイン作りは、まず生きた土を造ること、土の手入れをし、根を深く、ブドウがよく熟す環境を第一に考えている。手摘み、選果を2回、100%除梗、過剰なタンニンが溶け出さないように抽出には気を遣っている。発酵は香りを閉じこめるために小ぶりの密閉式ステンレスタンクを使用、ルモンタージュなし、ピザージュもほとんどせず、ワインにできるだけ手を加えず、やさしく、ゆっくり熟成させる。「ゴー・ミヨー・ル・ヴァン」2004年版では注目の生産者10人にも選ばれたという上り調子のドメーヌである。